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翻訳って難しい

昨日発売になりましたこちらの本。

お友達から、すぐに一気読みした、という感想をいただき、すごく嬉しかったです。

生き抜いた私   サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白生き抜いた私 サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白
(2011/09/14)
パリソウラ・ランプソス、レーナ・カタリーナ・スヴァンベリ 他

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皆さん、ぜひ読んでみて下さいね!



本を翻訳していて難しいと思うこと・・・

いっぱいあるけど、今日はその一例を。




私の場合スウェーデン語から日本語への翻訳なのですが、


日本とスウェーデンの社会制度や街づくりの違いから、単純な1つの単語の訳にさえ苦しむことがあります。


例えば、「広場」 スウェーデン語でTorget と言います。


日本語で「広場」というと、どんなものを想像しますか?


単なる広い場所、公園のようなところ、下手したら空き地?


スウェーデンでTorgetって言うと、他のヨーロッパ諸国もそうかもしれませんが、


その街の一番中心にある広場。

その周りには市庁舎や大きなショップが立ち並び、町一番の繁華街です。

お天気のいい日には、特に用事もない人やお年寄りがベンチでひなたぼっこをしていたり、

市が出て野菜やお花を売っていたり。そんな場所です。


単に日本語で”広場”って訳しちゃうと、そういうのが全然伝わりませんよねえ。


あと同じような意味でCentrum(センター、町の一番中心のエリア)という単語も日本語の直訳はありませんよね。

小さな住宅街の中で、スーパーや薬局が一箇所に集まっている場合も、そこのCentrumという風に呼びます。

スウェーデンではひとつの街や村にひとつのCentrumしかないので、便利にCentrumと呼んでいますが、

日本の街だとCentrumがたくさんありすぎて、、、、というか各駅ごとに??、どっからどこまでが・・・??みたいな。

街のつくりが全然違いますもんね。




他に、スウェーデン語で特徴的なのが”病院”


日本で病院というと、大学病院、個人病院、さまざまな形態があり、数もたくさんあります。
駅前に耳鼻科が何軒ある?という世界。


しかし、スウェーデンでは病院はそのコミューン(市)にひとつだけしかありません。

市営です。大きいです。全部の科があります。

だから病院、というと、みな同じ一つの病院のことを指しているわけです。

病院の近くには”医者に人気の高級住宅街”があったりします。


文脈によってはこういう背景を知らないとわかりづらい場合がありますので、上手く訳すために頭を悩ませることがよくあります。



このサイトでは、他にもたくさんのスウェーデンの小説を紹介しています。
左側の”カテゴリ”より、是非ご覧ください!










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プロフィール

yokokuyama

Author:yokokuyama
1975年生まれ。
神戸女学院中高部、同大学文学部卒。
AFSでスウェーデンの高校に留学。

北欧専門現地手配旅行会社、スウェーデン大使館商務部勤務を経て、2010年初めに家族でスウェーデンへ移住。

現在は、日本の出版社さんにスウェーデンの本を紹介し、翻訳するお仕事をしています。

日本の雑誌への寄稿や撮影手配もしています。

趣味は、オーケストラ演奏、ヨガ

執筆した記事、翻訳した本etc
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