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マイ・シューバルさんとお話しちゃった←一生の自慢?







昨日は、今年一番大きな本の講演会に行ってきました。


そうそうたるスウェーデン・ミステリの大御所が6人も!
こんな講演会はスウェーデン全国において過去最大級かと。

会場の雰囲気も非常に素敵でした。
市庁舎の鏡の間にて。

2_20121011172256.jpg

広い会場は満員でした。

わたしは後ろのほうに座っていて、遠くて写真が撮れなかったので、今朝の地元新聞の写真でご報告です。


前半に登場したのは、ヨーナス・モンストレム(Jonas Monström)とヴィヴェーカ・ステーン(Viveca Sten)。

5_20121011172254.jpg

ヨーナス・モンストレムのミステリシリーズは、わが町Sundsvallが舞台なので、地元では超有名です。
見慣れた日常の風景の中で起きる殺人事件。
うー読みたい!と思いつつ、まだ読めてないのですが。

彼は本業はお医者様です♪

今は60%医者で40%作家という生活だそう。


そして、次にヴィヴェーカ・ステーン様。

4_20121011172254.jpg

昨晩も紅一点、エメラルド・グリーンの素敵なワンピースに身を包んだ可愛い奥様、という感じたったのですが、この方をなめちゃいけません。

超ベストセラーミステリ作家である以前に、弁護士であり民営化された郵便局の副社長。
しかも三人の子供の母親!!という。
なんかもう女性としてすごすぎる方です。
パワーとカリスマ性を放ちまくっていました。

作品に関するエピソードも面白い話が色々あったので、また改めてブログで書きたいです。

とりあえず、「そうそう、来年日本でも出版されるのぉ~♪(きゃぴっ)」って大喜びしてましたよ。

スウェーデンの大企業の女性副社長のイメージが変わりました。。。。


さて、休憩を挟んで後半は、

Anders RoslundとBörge Hellströmさんの二人組ロスルンド&ヘルストレムの登場でした。

ほそ~いインテリ系の方とかなり恰幅のよいマフィアっぽい方の、まるで漫才のような二人組。

Roslund och Hellström Foto Peter Knutson


彼らの作品はすでに日本でも有名だと思います。

制裁 (ランダムハウス講談社文庫)制裁 (ランダムハウス講談社文庫)
(2007/06/30)
アンデシュ・ルースルンド/ベリエ・ヘルストレム

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他。


そしてこちらも大御所アーネ・ダール(Arne Dahl)

326.jpg
(公式HPより)

アーネ・ダール氏も、日本での出版が決まっていますね。


最後に、大トリが登場。

真ん中の女性、マイ・シューヴァル。

3_20121011172255.jpg


スウェーデン・ミステリの歴史を語るのには欠かせない警部マッティン・ベックシリーズを生み出したカップルの奥様のほうです。(ご主人のペールさんはすでに他界されています)

現在のミステリ作家さんのほとんど全員に影響を与え、
警察庁のお偉いさん方の中にも、この作品を読んで警官になった人がいるという、
とにかく伝説的なシリーズ。
歴史の教科書に出てきそうな勢いです。

最近、そのシリーズがオシャレにリニューアルされ出版されましたよ♪

1_20121011172257.jpg


さて、マイ・シューヴァルさんですが、かなりのご高齢で、声も震えていてゆっくり話す感じなのですが、頭のほうは冴え渡ってらっしゃり、
ユーモアと毒舌が一流でした。

後輩作家たちにアドバイスを一言、と言われ

「自分がやっててつまらなくなったらやめることだね。引き際が大事」とばっさり。

アーネ・ダールさん苦笑・・・・。(耳が痛かった??笑)


印象に残った言葉は、

「私の推理小説は、娯楽と現代のスウェーデン社会の分析および発展を描いたもの」

その魂は何十年も経った今も、しっかりとスウェーデンミステリの中に受け継がれているなぁ~と思いました。



3時間半にもわたるこのイベント。
本当に聴き応えがありました。



さてさて、裏話タイム♪


休憩時間中にヴィヴェーカ・ステーンさんに話しかけに行きました。

そういえば以前、彼女の作品の紹介文を日本語で書かせていただいたので。

お会いするのは初めてでした。

私が自己紹介をして、「日本での出版が決まりおめでとうございます」と言うと、とても喜んでいて、

そして気を遣ったのか、となりのマイ・シューヴァルさんに「あなたの作品ももちろん日本語訳されてるわよね?」と声をかけ、なんと三人で会話する状態になったのです。

(私はヴィヴェーカさんに話しかけるだけでちょっと緊張していて、マイさんの存在が見えていなかったのです。。)

そんな成り行きで伝説の女性が私のほうを向いて口を開いたとき、これは私の人生でも最も光栄な瞬間だと思いました。

マイさんがおっしゃったのは、

「わたしの作品は日本語訳されてるけど、英語から訳されたのよ」

物語の舞台となる世界を理解している人に訳してもらいたい、というのを熱く語っておられました。



わたしなどスウェーデンに住んでるものの、翻訳者としては駆け出しで、マッティンベックシリーズの訳者の先生の足元にも及ばぬ存在ですが、

いただいた翻訳の仕事に関しては、必ず実際にその舞台となった場所を訪ねようと(元々そういうつもりだったのですが)ますますその思いを強くしました。

一口でスウェーデンといっても、本当に色々な場所がありますしね・・・。

しかも、舞台となった場所の写真をたくさん撮って、日本での発売に合わせてHPなどで公開し、読者の方には写真と一緒に作品を楽しんでもらえればと計画しています。

・・・ので、今後ともどうぞお楽しみに!!


あと、アーネ・ダールさんともお話できました。

「あの~私日本語へ翻訳してる者なんですけど・・」と話しかけると、

「あー!!知ってる知ってる! スンツバルにそういう人がいるって誰かが言ってた・・・」

それどう考えても、レナート(今夜のイベントを主催している本屋の店長さん)が言ったんだろな・・・と苦笑。

レナートおじいちゃんは、孫の自慢のように私のことを色々な作家さんに紹介してくれて・・・。ほんといい人です。

しかしアーネ・ダール氏に「知ってる!」なんて言っていただけて、光栄すぎですよ(苦笑)


アーネ・ダールさん、見た目のダンディーさからは意外に、陽気な方でした。(それともちょっと酔っ払っていたのかな?)

彼は11月に大使館でのミステリイベントに出るはずなので、

ご興味のある方は是非大使館のHPで詳細が発表されるのをお待ち下さいね。



おっ あと2時間でノーベル賞文学賞の発表ですね・・・。
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プロフィール

yokokuyama

Author:yokokuyama
1975年生まれ。
神戸女学院中高部、同大学文学部卒。
AFSでスウェーデンの高校に留学。

北欧専門現地手配旅行会社、スウェーデン大使館商務部勤務を経て、2010年初めに家族でスウェーデンへ移住。

現在は、日本の出版社さんにスウェーデンの本を紹介し、翻訳するお仕事をしています。

日本の雑誌への寄稿や撮影手配もしています。

趣味は、オーケストラ演奏、ヨガ

執筆した記事、翻訳した本etc
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