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[Book]生き抜いた私サダム・フセインに蹂躙されつづけた30年間の告白 / パリソウラ・ランプソス

Ingeさんがブログに感想を書いて下さいました。

とっても素敵な感想で、感動。。。

ありがとうございます!!


生き抜いた私 サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白(2011/09/14)パリソウラ・ランプソス、レーナ・カタリーナ・スヴァンベリ 他商品詳細を見る16才で知り合ってから数十年、フセインにまさしく蹂躙され続けるんだけど、あくまでも強い態度を取り、想像力が豊かで機転を利かせられる頭の良い女性。それゆえイラクから脱出できたのだけど、その時の話は私まで息苦しくなるほど。無事子供たちの命も守った、強い女性のす...
[Book]生き抜いた私サダム・フセインに蹂躙されつづけた30年間の告白 / パリソウラ・ランプソス

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愛人は北欧を目指す?

先日、知人から教えてもらったこちらのニュース。

カダフィ氏の「美人看護師」 今はノルウェー

カダフィ


リビアの元最高指導者カダフィ氏に寄り添う「美人看護師」として世界の注目を集めたウクライナ人のガリーナ・コロトニツカヤさんは現在、ノルウェーで暮らしている模様だ。

 カダフィ政権に対する抗議デモが広がった2月末、コロトニツカヤさんは祖国に戻った。娘が住むキエフ郊外の自宅アパートは報道陣に取り囲まれ、数日後、逃げるように姿を消した。

 消息が伝えられたのは5月。ノルウェー発のニュースはコロトニツカヤさんが「オスロで亡命申請をした」と伝えた。申請は却下されたが、滞在することは認められているという。ウクライナ紙によると、10月8日に40歳の誕生日を迎えた。

 旧ソ連のカザフ共和国で看護を学び、リビアに渡る前の1990年代末にはウクライナの南極探検隊に「調理師」として参加した。

 娘や知人の看護師は、「愛人」報道を否定しており、カダフィ氏との関係の真相はわからないままだ。(モスクワ 寺口亮一)
(2011年12月27日08時34分 読売新聞)




サダム・フセインの愛人をしていた女性も、今はスウェーデンに亡命しています。

詳しくは、彼女の自伝にて↓

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(2011/09/14)
パリソウラ・ランプソス、レーナ・カタリーナ・スヴァンベリ 他

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愛人に人気ですね、北欧。(笑)

上記の本を読んでいただければ分かるとおり、
愛人といっても気楽で優雅なものではなく、本当に壮絶な人生です。


ガリーナさんの人生も、きっと大変だったのだろうな~

ぜひ、ノルウェーで自伝を出して下さい。訳しまっせ。

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テーマ : 海外小説・翻訳本
ジャンル : 小説・文学

愛人パリソウラと影武者ラティフ

今日から日本で公開されている映画

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』


もうご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?




私はラティフさんのインタビューをインターネットニュースで読んだくらいなのですが、


今年この本を訳したので、それだけでも色々と思うところありました。

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↑大富豪のお嬢様として生まれたのに、30年以上に渡りサダム・フセインの愛人として生きる羽目になったパリソウラ。

個人的にはこっちを映画化したほうが面白いと思うのですが・・・(失礼)


ラティフ氏の発言を聞いていて、とても興味深かったのは、


ウダイは真の悪人だったが、サダムや弟のクサイとは楽しい思い出もある

とか

サダムは悪人だが、イラクの国のインフラを確立したり、良いことも色々した


という意見は、正にこの本の中でパリソウラが言っていたのとまったく同じです。

なんだか感動しました。



ラティフ氏の発言で、一番ショックだったのは、


現在のラティフ氏はアイルランドで暮らし、人権擁護団体のメンバーとして活動を行っている。

「20年前に西側に亡命したときには、独裁政権のイラクと違って人権や言論の自由が約束されていると信じていた。しかしCIAに協力しなかったことで私は拷問にかけられ、書いた本は発禁にされ、いまだにどこの国の市民権も得られていない。結局どこの国もシステムが違うだけで、民衆に真の自由は与えられてはいないんだ」と語気を荒げる。




イラクを逃れても、不条理は横行しているのですね・・・涙





一方のパリソウラは、今スウェーデンに住んでいます。

それは正しい選択だったのかも。


現在はスウェーデン国籍となり、自伝も出しちゃって。


イラクでの大富豪の生活とは比べ物にならない、地味な生活だけど、家族に囲まれ平和で幸せそうです。



あ、彼女は生き抜くために、CIAにもバッチリ協力しました。

後から思えば、それは賢い選択でしたね。

やっぱ女は生きることに関して賢いなぁ・・・。







ウダイの影武者をしていたラティフと、ウダイの秘書としてイラクオリンピック委員会で働いていたパリソウラ。


二人はもちろん当時何度も面識があります。





日本語版ではカットされていますが、スウェーデン語の原書には、ラティフに関してこのような記述がありました。



ある日、ウダイに八階へオレンジジュースを持っていくよう命じられました。
 「八階では誰とも言葉を交わすな。ただジュースを置いて来い」
 「誰にジュースを渡せばよいのよ?」
 「黙れ!」

 ウダイや私のオフィスは7階でした。最上階は秘密警察のフロアで、普段からそこで盗聴などの任務が行われていました。その日八階でエレベーターを降りると、そのフロアはすっかり改装され、歯医者のようになっていてたので、私は驚きました。―これは一体何?何が起きているの?

 ドアが開けっ放しになっていた部屋の中に目をやると、アブドゥル・ラティフが見えました。ウダイには前歯の間に隙間があり、喋る時に独特の音がしました。アブドゥル・ラティフをウダイと同じ歯並びにする手術をしたのです。

 アブドゥル・ラティフは横になり、目をつぶっていました。ジュースはラティフのためだったのです。ウダイにとって、口にする食べ物全てが官邸の厨房から届けられるのが非常に重要なことでした。これからはラティフにとってもそうなるのです。

 私は黙ってテーブルにジュースを置き、その場を離れました。ウダイが喋るなと言ったし、この階にも隠しマイクはあるという確信がありました。

 かわいそうなラティフ。ウダイにそっくりの影武者に変えられてしまいました。手術だけでなく、ウダイの睡眠や食事の習性、歩き方、喋り方など全て厳しくトレーニングされました。ラティフの母親でさえ、息子だと気がつかないほどでした。

 ある日私はウダイのオフィスを出て、アシスタントの私も使うことを許されているウダイ専用エレベーターで下に降りました。2分後またエレベーターで上がると、突然横にウダイが立っていました。さっきとは違う服装で!

 私は彼をまじまじと見つめました。

 「何か問題でも?」ウダイが聞きました。

 エレベーターにも盗聴機器が仕掛けられているでしょう。私はただ頭を振りました。質問も回答も命を危険にさらします。私の腕には鳥肌が立ち、7月の暑さの中で寒気を感じて身震いしました。

 ウダイの願いは叶ったのです。エレベーターの中の男はウダイに瓜二つでした。でも私は気がつきました。外見だけで人を見るものではない。その人特有の眼差しを覚えておきなさい。いくら改造されても、ラティフの心までは変えられません。その魂も。ラティフ自身がその眼差しに表れているのです。それはウダイにも手の施しようがありません。



ラティフ氏はパリソウラの自伝を読んだのかしら?

亡命して生き延びた二人が、再会できたら感動的ですね。



こちらの本、是非読んでみて下さいね。

最初から最後まで、壮絶なエピソードが詰まっています。

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映画「デビルズ・ダブル」-ウダイの影武者





サダムの長男ウダイの影武者をさせられていたラティフを主人公にした映画が、
2012年1月に日本でも公開されるそうですね。

映画 デビルズ・ダブル ← クリックすると公式サイトへ


今年翻訳したこちらの本に、

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ラティフやウダイのエピソードはたくさんでてきたので、私としては知らない人の気がしません・・・。

どれもとっても恐ろしいエピソードばかりでした。

映画とタブっている部分もあるのではないかな?
観てみたいです!


映画を観て興味をもたれた方、本のほうも是非読んでみて下さいね。

こちらは、サダムフセインの愛人をさせられていた大富豪令嬢の目線でのバージョンになっています。

ウダイの悪行の数々やラティフのエピソードはもとより、
17歳だった彼女とフセインのロマンチックな出会い、しかし、それから一生追い回されることになる恐怖・・・

自伝とは思えない、壮絶な手記となっています。
でも怖いばっかりじゃなくて、女として妻として母としてとても勇気をもらえる本ですよ!!




つい先日、プロモーションのために来日したラティフ本人。

rafit.jpg

素顔を初めて拝見して、なんだか感慨深いです。

本当に、大変な苦労をなさった方なんですよ・・・・

詳しくは、ぜひ映画や本を読んでみて下さいね!


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愛されて育った子は強い、それを身をもって証明した女性の自伝

私が翻訳させていただいた本書、

いよいよ明日14日(水)発売になります!!


1_20110913165152.jpg

タイトルやオビを読むと、なんだか怖そうな話だなぁ という印象だと思います。

確かに、サダム・フセインに一生を翻弄され続けた女性の物語。


でもこの本にあるのは、恐怖や陰鬱さではありません。


その代わりに、溢れんばかりの華やかさと、愛の強さ。
彼女の生き方自身がそうだからです。


大富豪の令嬢として大切に育てられ、
夢見る17歳の頃恋に落ちた、王子様のような男性。

それが後に、その残虐さで世界に名をとどろかすサダム・フセインでした。

その後一生に渡って彼女を支配しようとするサダム。

その中で、語学力と社交性を生かして華やかなキャリアウーマンとしても活躍し、
シングルマザーとして全力で3人の子供たちに愛を注ぎ育て、
フセイン一族の魔の手から守り抜いた彼女。

政府の高官や軍人たちが、サダムの機嫌次第で、次々と殺されていったイラクで、
なぜお嬢様育ちの非力な彼女が生き延びることができたのか?
子供たちを3人とも守りきることができたのか?

私は、その答えは 「愛されて育った子は強い」 だと思うのです。

彼女は両親や兄弟にとても愛されて大切にされて育ちました。

愛を知っている人間は強い。

それを身をもって証明した主人公。

その生き方に、勇気をもらい、

自分が女として、母親として、どうやって生きていくべきなのか、道を指し示してもらえた気がします。


一人でも多くの人に読んでいただきたく、この本を日本語に翻訳しました。


生き抜いた私   サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白生き抜いた私 サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白
(2011/09/14)
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プロフィール

yokokuyama

Author:yokokuyama
1975年生まれ。
神戸女学院中高部、同大学文学部卒。
AFSでスウェーデンの高校に留学。

北欧専門現地手配旅行会社、スウェーデン大使館商務部勤務を経て、2010年初めに家族でスウェーデンへ移住。

現在は、日本の出版社さんにスウェーデンの本を紹介し、翻訳するお仕事をしています。

日本の雑誌への寄稿や撮影手配もしています。

趣味は、オーケストラ演奏、ヨガ

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